0→1でどのようにブランドを立ち上げた?「PR企画の立て方編」③

0→1でどのようにブランドを立ち上げた?「PR企画の立て方編」③


テーマ:PR企画の立て方 -3つの視点③-

私がアパレルブランド立ち上げ・運営で行っていることを綴っています。
前回のblog 
https://moveon18.com/?p=160

0→1でブランド立ち上げ、PR企画の立て方編②
0→1でどのようにブランドを立ち上げた?「PR企画の立て方編」②私がアパレルブランド立ち上げ・運営で行っていることを綴っています。前回のblog ...
三つ目の視点:「PR」とは、そもそも何なのか?

「私視点」と「お客様視点」があれば、商品やサービスは作れます。いわゆる、マーケティングの分野です。

しかし、PR企画を考える時、忘れてはいけないのが「P=Public」です。

「PR」と言う言葉は一般的に使われている言葉で、現代のようなSNS時代では「#PR」といったようにインフルエンサーマーケティングで使われる言葉ですよね。

PRはパブリックリレーション、PRSJにより広義の意味で「公衆(社会)と良好な関係性を築くこと」と定義づけられています。社会に興味関心を示してもらうことがPR企画には必要になってきます。

私は、「私視点」が社会にとってどのような役割を担うことができるかを考えました。PR企画を立てる時に必要な視点は「社会からの視点」です。社会には色々な問題・課題があります。そこで、その問題・課題にどのようにアプローチできるかを考えました。特に近年は、ソーシャルグッドな企画が主流と言われています。

私の場合は、お蚕さんの命の尊さを知った時に、「商品作りの裏側を知ることは最強のSDGsではないか!」と感じました。「SDGs」という言葉が定着し始めていた時に、言葉だけが一人歩きしているような違和感を感じていましたが、商品の作られ方に目を向けることは消費者レベルで取り組めるSDGsだと思ったのです。アパレル業界が抱える問題・課題を調べ、「私視点」でお客様に喜んでいただける商品を作りながら、社会問題にアプローチしていける!、と着地しました。

私の場合は社会問題に着目しましたが、社会性以外にも、社会から興味を持ってもらう切り口は色々とあります。発信する場所によって響きやすい切り口が異なることも。ここにPR企画を立てる時のテクニックがあると考えています。

「私視点」「お客様視点」「社会からの視点」を整理することが、企画立案で最初にすべき「現状と与件の整理」につながります。複雑な情報を一つ一つ棚卸しし、なぜその企画を立てたかの説明ができることが重要だと思っています。