0→1でどのようにブランドを立ち上げた?「PR企画の立て方編」②
私がアパレルブランド立ち上げ・運営で行っていることを綴っています。
前回のblog https://moveon18.com/?p=160
前回の投稿で、PR企画に必要な一つ目の視点は「私視点」とお話ししました。「私視点」は、解像度を高めてよりわかりやすい言葉でシンプルに伝えられると、興味を持ってもらいやすいと思います。
しかし、「私視点」だけでは独りよがりの企画になってしまいます。
サービスや商品を提供する時には、そこには必ずお客様がいまよね。二つ目の視点として、やはり「お客様視点」で企画を考えました。
私は「私視点」に共感してもらうことを目標としました。ただお客様が求めることばかりを考えていたら、それは私がやる意味はない=誰でもできる、と思ったからです。「私視点」に共感してもらえるのはどのようなお客様か、どうしたら共感してもらえるか、その上でお客様はどのような価値を求めているかを具体的にイメージし、「私視点」と「お客様視点」が交わるところに目を向けました。
私の場合は、「商品を通して心が豊かになってほしい人はどんな人か」と考え、イメージした方達のライフスタイルを考えたり、身に着けるシーンを考えたりして妄想を膨らませました。例えばこれが、「伝統文化を絶やしたくない」と言う私視点であれば、共感してくださるお客様はまた違うと思います。「シルクには素晴らしい機能性がある!」と言う私視点であれば、これもまた然り、ですよね。
ブランドを展開するにあたり、「こんなシーンでアクセサリーを使いました」「記念日の贈り物にしました」といったフィードバックをお客様からいただくと、言葉では直接私の思いを伝えていないのに、商品を通してしっかりと私の思いが伝わっていることが嬉しくて、PRは一方的ではない、双方向のコミュニケーション戦略そのものだと感じることも。